ジェルプリント：1枚のステンシルで2枚のパターンを印刷する-日々郵便

istencils というオンラインショップでステンシルを数枚購入しました。今回はそのステンシルでジェルプリントをしてみようと思います。

プレートにピンクの絵の具を塗り、その上にステンシルを置き、コピー用紙を押さえて写したのが左側の模様です。ステンシルを剥がすと、ステンシルと重なっていた部分のピンクの絵の具はプレート上に残っています。これを残したままの状態で、上から黄色の絵の具を重ね、写したのが右側のコピー用紙です。どちらも同じ模様に見えますが、ピンク色の部分が反転しています。プレート上の残り物を使って印刷した右側の印刷を、ゴーストプリントというそうです。1度ステンシルを使うと、このように陰と陽の2種類のプリントが作れるわけです。なんというお得感♪

同じステンシルで、色を薄茶に変えてプリントしてみました。ゴーストプリントの薄茶の見た目がかなり変化しました。背景色の黄緑の方が強かったのか、薄茶がじんわり溶け込んでいる感じ。

もう1枚、色違いで印刷しました。今度は深緑とオレンジの、濃い濃いコンボです。

最初に写す方のコピー用紙にも背景色を付けてみようと思います。2色をミックスさせた背景プリントを用意しました。ステンシルの上からは、これらの紙を押していきます。

最初に押す左のプリントにも背景色が加わりました～♪(*´▽｀*)より賑やかになってきたぞい。

ほくほく…(●´ω｀●)ゴーストプリントの背景は白絵の具です。残った部分のザラザラが目立って素敵に写りました。

1度に3枚プリントできた回もありました。たぶん最初に塗った青色の絵の具の量が多くて、1度の写し(左)では絵の具がとり切れませんでした。他の紙でもう1度押したのが写真中央のプリントです。そして一番右がゴーストプリントです。

他のステンシルでも試しました。前面の模様の色よりも、後面の背景の色を薄くした時の方が、高確率でキレイに写りました。

ステンシル2枚使いの術。1枚目のプリントの背景に、ゴシゴシ紙を使ってみました。絵の具をのばすブレイヤーに付いた汚れを落とすのに使った紙です。ゴーストプリントの方が意図せずぼやけていい感じに写りました。

ゴーストプリントがまたぼやけました。プレート上に残った絵の具(緑)が完全に乾く前に、背景(ピンク)の絵の具を塗ることで起こるみたいです。乾くのが待てないせっかちな自分のおかげで、思わぬ発見がありました。ぼやけているのも最高な演出だと思いまして、ここからゴーストプリントのぼかしプロジェクトが始まりました。