食紅と水性マーカーで染め紙を作る-日々郵便

食紅と水性マーカーで染め紙を作る

2023年9月17日

Dyed Papers ハンドメイド 紙もの 実験 素材作り 動画

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食紅や洗い流せるタイプの水性マーカーを使って染め紙を作りましたのでシェアしたいと思います。

まずは水性マーカーを使って紙を染めていきます。

染める用の紙は、ガレージセールで手に入れたスケッチパッドと水彩画用紙、そしてゴシゴシ紙作りにルーズリーフの切れ端を用意しました。

耐水性のあるシートやアルミホイルなどにマーカーを塗って、水を吹きかけます。
水を吹きかけるとマーカーのインクが水にくっつくので、上から用紙を押し当てて色を写しました。
今回もブチョブチョ作業になって、ゴシゴシ紙が大活躍しました。

スケッチパッドの中にクレヨンで落書きのある紙が混ざっていて、試しに使ってみたらクレヨンの部分が水をはじいて興味深いテクスチャになりました。
乾燥後の出来上がりは一番下のビデオで見ることができます。

食紅染めはコピー用紙にしていきます。
マーカーでは紙を押し当てて色付けしましたが、食紅は液体の中に紙を漬けこむことにしました。

まずは赤1色で染めてみます。
水を入れた容器に食紅を加え、コピー用紙を1枚入れます。
全体が染みこんだら次の用紙を入れ、また染みこんだら次の用紙…というふうに、合計5枚のコピー用紙を漬けました。
サイズがコピー用紙以上ある容器だったらもっと簡単にできると思います。
私はこの容器しかなかったのでペンでつつきながらなじませました。

5枚のコピー用紙が漬かっているの図です。
このまま10分くらい放置してから、紙を取り出しました。
紙はとても脆くなっているのでそーっと慎重に。

液体を一度きりで捨てるのがもったいないので再利用します。
先ほどの赤に黄色を足して、オレンジ作りにチャレンジしてみました。

見た目が赤と同じで本当にオレンジになっているのか分からなかったけど、とにかく5枚漬けました。
ドキドキ…。

1回目の赤と2回目のオレンジを並べてみました。
色がちゃんと変化しています♪
ぐふぐふ(●´ω`●)
紙にテクスチャを加えるためにわざとクシャクシャの状態で重ね置きしました。

オレンジの液体に青を足したの図。
オレンジ+青で茶色にならないかなーと思って入れてみたけど、これは一気に黒コースの予感です。

紙を入れると…黒ではない。
むしろ計画通り、茶色っぽくないか?(*'▽')ワクワク
紙の入れ始めはまだ色が完全に混ざり合ってなくて、最終的に何色になるのか全くわからないワクワク感が楽しめます。

取り出してみたら、深緑っぽい色(右)に変身しました。
若干茶色感も出ています。

ラックの上に置いてたらラック跡が付いていた!の図。
思わぬ発見ですー(●´ω`●)

3色分染めたところで、一旦容器を洗って水をリセットします。
次は緑に青を少しずつ足していって、最終的なゴールを青緑にする計画です。
1回目:緑+黄
いきなり青を混ぜる前に、先に黄を入れて黄緑を作りました。
薄めておけば青を何段階も楽しめるかな?という思惑あり。

2回目:緑+黄+青
これで緑色に戻りました。

3回目:緑+黄+青+青
さらに青を足したらエメラルド色に変化しました。

4回目:緑+黄+青+青+青
まだまだ!ってことでさらに青を足したら、
ターコイズみたいな色に変化しました。
めっちゃキレイ(♥∇♥)

このままどんどん青を足していって変化を見たかったけど、青と赤の組み合わせも試したかったから、ここで液体を流して新しい水に変えました。

右:純粋な青で染めているの図
左:先ほどのターコイズ液体でレースや糸などを染めているの図

搾ったら色が抜けたのと染まったままとに分かれました。
ふむふむ。

青の液体に赤を足しました。
…たしか紫になるはずなんだけど、これは本当に紫なのか??
今までで一番黒い見た目でした。
乾燥後は紫でもなく黒でもなく、茶色っぽい色に変化しました。
奥が深すぎるぜ。

そして、この見た目の黒い液体で他の紙も染めてみたら…
緑っぽい、くすんだピンクっぽい、でも決して紫ではない色に変化しました。
ペーパーナプキンの最下層の1枚(元は真っ白)を6つ折りのまま染めました。

ドイリーは、よりピンクに染まりました。
漬けるまで色の変化が全く読めない感じ、とっても楽しいです。

というわけで、一部写真を撮り忘れてしまった色もありますが、下から上に染めていった順番に並べてみました(●´ω`●)
赤、オレンジ、(茶色の予定だった)深緑、黄緑、緑、エメラルド、ターコイズ、青、紫の予定だった謎茶(ピンクと深緑混じり)。

ちなみに乾燥の方ですが、自然乾燥では間に合わなかったのでオーブン使いました。
紙を漬けながら、既に漬けた紙をオーブンで乾燥させながら…な作業です。
うちのオーブンの最低温度が80℃。
オーブンのドアを開けっぱなしで作業してちょうどいい感じでした。
水でブチョブチョでも10分入れればパリパリになります。

あと、漬け作業の時にペンでつついていたら、紙につつき跡がついてしまったので、途中から指に変更しました。
指も染まってカオスになりましたが、作業効率はとても良かったです。

モサッ(●´ω`●)

完成後はこうやってポフポフしながら30分くらいニヤニヤしてました。

マーカーで染めた紙です。
色付け中はとても薄く感じたけど、乾燥後いきなり濃くなってる気がします。
それも楽しい。
コピー用紙の最後の紙は、食紅の方で使ったゴシゴシ紙です。
乾燥前の紙を置くのに使っていたラックの模様がたまらん!

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piyonne (ピヨンヌ)
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